読書

年末年始の読書三昧。その1。

年末年始。

特にどこに行くということもなく。

テレビもねえ。

どのチャンネルも さんま か? ナイナイか? で、出演者も、ほとんど同じで。

なので、読書してました。

◎ 義八郎商店街     東直己     双葉文庫

とある町のちょっと古ぼけた(笑)商店街で繰り広げられる「人情劇」

・・に、とどまらないのは、義八 と呼ばれるホームレスが実は、「○○」であったという。

まあ、それだけのことなんですが。

おもしろいのは、おもしろい。

登場人物(ほとんどご老人)のキャラが、それぞれにおもしろい。

こんな商店街があったら、行ってみたい。

「あそこで本を買って、あそこで、お昼を食べて、ンであそこで、コーヒーを飲んで」

なんて、つい、考えてしまいます。

ラストは・・・「ガラパゴスの箱舟」系です。

まあ、なんとなく、読んでる途中「それっぽい」のですが。

ラストで、そのことを明らかにされると、ちょっと寂しくなります。

読後感:lovely

◎ 聖女の救済   東野圭吾    文藝春秋 

今、人気の「ガリレオ」シリーズ。の長編の方。

人気、ということなのか? 映画化もされ、ドラマ化もされ、ということで

「ガリレオ」の紹介(?)などは、特にされてません。

なので、「ガリレオ」をご存知なければ、まぁ~特に、と言う感じです。

冒頭の何十ページかで、すでに、殺人(一人だけ)も起こり、犯人(らしき?)も登場し、動機も(ほとんど)明かされます。

あとは・・・「じゃあ、どうやって?」

という「謎解き」「トリック」を解き明かす、ということのみで、展開されます。

とは言え、退屈することなく、どんどん読み進んでいってしまうのは、やはり、作者の力量!なんでしょうか?

作中、登場する女性刑事(!例の方ですね、ドラマでは)が、i-podで「福山雅治」のアルバムを聞く、というシーンは、作者のおちゃらけ、サービス??

結構、笑える。(笑)

で、肝心の「トリック」は・・実際、「ちょっと・・・これは・・いくらなんでも・・無理っぽい?」

と、思いましたが。。

まあ、それもありなのかなぁ~~

絶対、この「トリック」! 素人(?)は、使えません。。(笑)

読後感:bleah

長くなったので、一旦、終了。

(続く・・・)

| | コメント (3) | トラックバック (0)

読書の・・・

ま、今まで、ご無沙汰 だったのは。

ヒトツには、


音楽note


に、ハマッテタ! ということもありぃ~の。

ってゆうか、まあ、その理由がすべてなんですがっ!(笑)


まあ、世間の季節は 秋 で。


読もう! と思って 買った(買ってしまった)本、本、本・・・が小山 のようになってきましたので。

ちょっとだけ、読書シフト。

あ、でも、歌は歌うよ。。。


○ 聖家族  

もぉ~デビューから大好きな作家の一人。
古川日出男 さんの。
今、ようやく半分。
いつも、彼の著書は、音楽を聴いてるみたいな気分になる。
リズム感 疾走感
いまだ、「音楽」を文章 にした人はいない のだけれど。
私は、読んでると、音楽を聴いているような気分になります、です。
が、非常に癖のある文体なので。
好みが分かれるのでしょうねえ。。


○ ディスコ探偵 水曜日(ウエンズデイ)

舞城 王太郎。
上(↑)の 「聖家族」も、超~大作 ですが、これも負けず劣らず。
しっかり、上下。
先に、読了した、ウチの相方(!)は

「うぅ~~ん。舞城王太郎 はなにがしたいんだろうねえ。。
村上春樹の『世界の終わりとハードボイルド ワンダーランド』を・・・」(あとは、忘れた。。。笑)

という感想でした。

なにやら、わけのわからない小説みたいです。
が、しかし。

「世界の終わりと・・・」は、これもスキなので、これを読むのも楽しみ?かな?(笑)

まあ、あと、

「闇の子供たち」 だの 「金春屋ゴメス」 だの・・・
例の中国人女性芥川賞作家の 「・・・」(忘れた!) だの・・・
いろいろあるんですが。。

また、読了すれば、感想、書きます。


今日は、暑かった!
昼間、超~暑かった!
思わず、エアコンのリモコンの手が伸びそう・・・になりました。。。

更年期障害? という話はおいといて。(笑)

昼・夜の温度差が大きいので。体調的にしんどい。時でもありますね。


| | トラックバック (0)

宿屋めぐり 町田康

最近読んだ本は

「宿屋めぐり」  町田康

これはぁ~あの、例の「告白」で慣れた(?)せいもあるのかもしれませんが。。

すっ と読めました。(笑)

まあ、以前から、ほんとに「たまぁ~」に買う「群像」に連載されてるのをチラチラと読んでた(? 読んでないな。見ていた)ときから、単行本で出たら買おう!と思ってた一冊でもあったしね。。

以下、これから読む人は読まないように・・

















筒井康隆 の 「旅のロゴス」 (これは、私は傑作だと思うんだけどなぁ~)を思い浮かべましたね。

で、冒頭くらい、主人公が

「いかん、また俺の頭の中から思想がダダ漏れだ!」と。。いうことがあって、

このことを軸に、ずっと話は続いていくのかなぁ~と思ってると、

ここだけでした。。

このあたりで、「もしかして脇役?」と思われるチョット心惹かれる(?)人物もすぐに死んでしまったし・・(笑)

どうやら、作者は途中で、この路線を断念したか? はたまた「忘れた」?か??

なにせ、途切れ途切れで、7年ですもんね。。

そりゃ~忘れもするだろう・・

まあ、読み進めていくうちに、このお話の「大きな仕掛け」みたいなものは(すぐに)わかってくるし・・・

主人公が言うところの「主」(ぬし)を「主」(しゅ)と読みかえられるようになります。自然に。

エンディングも 「多分こう・・」と予想通りの終わり方。

まあ、それがアカンということもないのだが。。

筒井康隆の「旅のロゴス」で始まって。

あのB級(?もしかしたら、C級かも?)映画の名作! 原田美枝子主演の「地獄」で終わった、という感じでした。。

あと、夥しい これでもかっ! という 無理やり「当て字」が使ってあって、これを読み解くのに、またヒト苦労。。

しかし・・・ふりがな をふっちゃうと、雰囲気壊れますしねえ・・

結局、「なんて読もう??」と、最後まで読めなかった「当て字」が、いくつか積み残し、って感じで残ってるし・・・

「旅のロゴス」を読んだことがなくて、

原田美枝子主演の「地獄」を見たことが無い人には。

非常に「おもしろい」作品だと思います・・

が、私はさぁ~両方、知ってるからねえ。。

| | トラックバック (0)

いつか王子駅で

「いつか王子駅で」   (堀江 敏幸)

ずいぶん、「河岸・・・」と印象が違う。

「河岸・・・」は 「おしゃれ」なのに。

まあ、「よくない」という意味ではないですが。。。(笑)

| | トラックバック (0)

少女には向かない職業

「少女には向かない職業」   (桜庭 一樹)

これは、いい。良かった。

ライト・ノベル と いう人は、それでよし。

推理小説でしょ。と いう人もそれでよし。

ただ、私は、良かった。

主人公は、13歳の中学一年生女子。

いままで、ガキ(!)が主人公の小説は、「へっ! しょせん、子供の考えること」と、思っておりましたが。

この「少女には向かない職業」 は、(今はもうオバハンですが・・・)私の中の「少女」の部分にビンビン響いてきました。。

「へぇ~ なら、読んでみようかな?」と思った方。

これは、「罪と罰」と、「・・・・・・」と「・・・・・・・」 という、古典ミステリーを読んでいないと、楽しめないかも?しれません。。

「・・・・・」と「・・・・・・・・」の題名をご紹介したいところですが。。。

それを言ってしまうと、ネタバレ(?)気味になりますので、やめときます。。(笑)

ヨーロッパ選手権 の 録画番(?)で忙しいです。最近。。。

| | トラックバック (0)

河岸忘日抄(かがんぼうじつしょう)

「河岸忘日抄」   (堀江敏幸)

堀江敏幸、はじめて読みました。

なかなかよかった。

上手い文章、というのは、きっとこういうのを言うのだろうなあ。

異国に繋留された船に住むことになった主人公(=「彼」)の一年あまりの記録、なんですが、ふしぎな構成になっております。

ほとんど、「彼」の独り言みたいな、(文庫で1ページくらいの)断片が重なり合って、話が進んでいくのですが、その重なり合い具合が、「半返し縫い」みたいになってます。

この「半返し縫い」の要領が、ともすれば「だら~」となりかねない、「彼」の独り言に、いいリズムを与えていて、なんとも心地良い。

まさに、船に乗って、あちらにこちらに揺れながら、ゆるゆると進んでいくような心地になります。

この本のよさ、というのは、まさに、この文章、なのではないでしょうか?

最近の作家で、「上手い」と久しぶりに(生意気ですが)思いました。

福永武彦に少し、似ているところもあるかな?と。

あんまり、一度読んだ本を「読み返す」ということをしないのですが、これは「読み返したいなぁ」と思いました。(でも、読み返さないと思う、たぶん)

あんまり、気にいったので、「いつか王子駅で」 と 「雪沼とその周辺」 も 購入してしまいました。

「雪沼・・・」の中の「スタンス・ドット」だけは読んだことがある! と、今、気付きました。

そうそう、この「スタンス・ドット」もよかったんだよねえ。。

しかし、この「半返し縫い」手法! はいいなぁ~。

まね(?)してみたい。。。(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

人のセックスを笑うな

「人のセックスを笑うな」    (山崎ナオコーラ)

「桂美容室別室」を酷評(!?笑)したのだけれども、

「そんなことないよぉ~~~~」という声もありぃ~の、で、読んでみました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

わかった!

わかりました!

どうして、私、この人(山崎ナオコーラ)がアカンかということが。。

「笑い」なんですよ、「笑い」。

まず、名前。

ペン・ネームなんだろうけど、「ナオコーラ」

これって、笑うところなのか?スルーすべきなのか?がわからない。

で、タイトル「人のセックスを笑うな」・・・これも、笑う?笑わない?  ???

で、「桂美容室」・・・鬘? で、美容室? これも笑うとこ? ???

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここまでで、非常に、揺れる。。

笑うべきなのか?そうではないのか?

(作者は)笑ってもらいたいのか? そうではないのか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次、「人のセックスを笑うな」

主人公の名前。

猪熊サユリ・・・笑う? 笑わない?

磯貝みるめ・・・見る目!があるってことをカケてる? 笑うとこ?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夕陽のきれいさ  を  → 透き通るマグロの切り身のよう。。。・・・謎。

ビールは、恵比寿にある池から沸いてくる・・・エビスビールをカケてるの? 笑うとこ?・・・なん???

で、そこ(↑ 池)に住んでる魚がビールウオ。。。・・・これ・・・ベタすぎて(笑)どうなんだろうか??

「電話、象のように首を長くして待ってたよ」 「キリンのように、の間違いでしょ?」

・・・うぅ===ん。。これも、笑うべきなのか?そうでないのか??

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と、いうことで。

「笑い」のツボが、どうも、作者と私では(多分)全然違っていて、そこのところのちょっとした「違和感」「とまどい」みたいなものが、結局、積もり積もって「ああぁ~私、この作家、アカンわぁ~」ということになってしまうのではないかと。。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

文庫の解説は高橋源一郎が書いていて、そこでは、まぁ~「絶賛」されているんですが。

いや、やっぱり、私、ナオコーラ あきませんわ。。

(高橋源一郎は、ナオコーラという名前まで絶賛してる。。なにが、彼をそんなに喜ばせるのか???)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この微妙な、(自分とは)ずれた笑いのセンス、ってゆうのか?そういうものが、魚の小骨のようにひっかかる。。

この人の文章、センスが良い、とされてますが。。

「センス」というのは?? どうなんだろ??

このナオコーラのセンスがわからない私は、センスないんでしょうねえ。。

(↑ と、一応、書いておく 笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

で、この作品、映画化されるんですね。

主人公が 永作博美らしいです。

彼女(永作)は「腑抜けども悲しみの愛を見せろ」で、なかなか良かったので、映画のほうがおもしろくなるかも。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「文学的」な「価値」はきっとあるんだろう。。

~この小説以前には、「誰もトライしていなかった」のである。

と、高橋源一郎が言ってるくらいですから。

(しかし・・・「トライ」って・・)

あっ、私、高橋源一郎は好きですよ。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

新世界より

「新世界より」   (貴志祐介)


長かった。。 ハード・カバー上下二冊。

ようやく読み終えました。


読み終わって、ポツリひとこと。

「これ・・・アニメで見たいわ。。もしくは、漫画で・・・」

↑ これ、褒め言葉でもあるのです。



時代設定は今から一千年後。

さぞかし、ハイテク時代かと思いきや。

結構、原始に戻ってる。

携帯電話もパソコンもない。

なぜに??


そう、人間は、「呪力」をものにしたのでした。。

この「呪力」で、いろんなことができるので、今さら(時代遅れな)「ハイテク」などは、必要ない、ということなんでしょう。


で、主人公の人間(?)は、とくに、目立つキャラでもないのですが。(幼馴染男女五人。まあ、お約束的に、ちょっとした恋心ありぃ~の、嫉妬ありぃ~の、で、ここだけ取れば、立派なライト・ノベル)



まあ、いろんな異類(と呼ばれる動物)が登場します。

ねこだまし  ばけねずみ  みのしろもどき  不浄猫  ・・・などなど。

で、ニセミノシロモドキ と呼ばれる 図書館。(まあ、これが、パソコンのデータ・ベースってことですかねえ)


ンで、悪鬼 とか 業魔 とか。


こういう「世界観」が非常にすばらしい、がゆえに、「ああ~アニメで見たい・・・」ということになってしまいます。

・・・というか、きっと。

世界に誇る「日本のアニメ」 最新のCGを駆使した、きれいなアニメ。

・・・に、知らず知らずに、慣らされてしまって。

もぉ~「脳」が、だらけてるんでしょうねえ。


「あのさ、こういうのはさあ。 もう想像するのシンドイんだよねえ。。アニメで見たほうがいいと思うよ・・・」

と、いう「脳」のつぶやきが聞こえてきそうでした。

たしかに、この話は、いろいろ「想像」しながら読まないといけないので、「しんどい」。(笑)


ねこだまし 。。。ってこんな感じ?

ばけねずみ・・・は、こういう感じ?

みのしろもどき・・・は、多分、こんな・・・などと。


なにより、携帯もパソコンもなく「呪力」で、いろんなことができる「世界」(!まさに「新世界」!!)を想像しぃ~の、で読まなくてはいけませんから。。

ああぁ~もしかしたら、年齢(!?)のせいで、想像力・創造力が衰えてきているのかもしれません。。

悲しい。。。


最後は、「悪鬼」 VS 「人間」 の 最終戦争?になるのですが。

読後は、全然悪くありません。



で、ラストの日付が

245年12月1日。

と、なっているところが、ちょっと意味シン?


「最終戦争」が終わってからの 245年 ということか?

それとも、もしかしたら、「今」から一千年後、の「今」はいったいいつの時代なんだろうか??

・・・と、ちょっと深読みしてしまいました。(笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

現代の「神話」として、ぜひ、「アニメ」化していただきたく。。

(↑ って、多分、なるんだろうな。 モリミーの「夜は短し・・・」が、漫画になる時代ですもんね)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ンで、日本人が、「どうしてアニメ好き」か? ということは、

内田樹 先生が、おっしゃっておられます。

(ああ~「好き」というより、漫画を瞬時に理解できるか? ということかなあ?)

これは、「なるほど」と納得しました。。



まあ、興味ある方は、内田樹先生に。。。(笑)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

地方の閉塞?

「シンセミア」 (阿部和重) 

ようやく読了。(って、ほんとは、何日か前なんだけどね。。)

まあ、これでもか・・・っ! と。

地方の閉塞がひたひたと。

一軒しかないレンタルビデオ店。

一軒しかないスナック。

一軒しかないパン屋。

一軒しかないラブ・ホテル。

で、一軒あるカジノ。などなど。

で、始末に悪いのが、こういう店の経営者が、繋がってる。

まあ、まさに、

「いつ、だれが、だれと、なにをしていたか」とか

個人の趣味嗜好とか。

交友関係とか。

「すべてお見通し」状態です。

ものすごい「閉塞感」

これが読み進めるうちに、ずんずんとさらにさらに進んで行き、

まあ、登場人物ほとんどが死んでしまい。。

Ooooooooooooop!!

ラストは、「さらなる凶兆」がほのめかされて終了。

後味の悪いことこの上なし。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ヒト昔前には、

「都会の群集の中の孤独」というのが、現代人の孤独、で、それを描くのが「文学」みたいな時代があったのに、今は、こういう「地方都市の閉塞」が、ひとつのテーマみたいになってきてるんですねえ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しかし、ちょっと、この作品は手ごわかったなあ。。

おかげで、今月は、まだ二冊しか読めていない。。

おお~~一か月10冊ペースできていたのに。。

今月中、あと8冊はさすがに「無理」というものでしょう。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ちなみに、今月のもう一冊は「秋の牢獄」(恒川光太郎)です。

こちらは、妖しい雰囲気で、それぞれに

「時間の結界から抜け出せない」人間たち、を描いた三つの短編。

北村薫の「リセット」「ターン」を、感傷的にリメイクしたような作品です。

文章と雰囲気は、なかなかのモンでしたが。

いろいろな、細部の「凝り」みたいなのは、やはり 北村薫の方が「上」ですね。。

あ、でもこのヒトの文章、好きです。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と、いうことで。

あとは、

「新世界より」 (貴志祐介) が控えております。

こちらも、分厚い上下二巻。

今月は、三冊で終了かも??

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ザ・万歩計

Img_3044

Img_3045

と、いうような、おもしろい表紙の

万城目 学 の エッセイ集 「ザ・万歩計」

短いのや、長いの、笑える話や、ホロリとしてしまう話が満載で、どれもはずれなく、おもしろい。

ホロリ系では、次の二作がよかったかな。

祖父の棺の中に、「向こうで読んでもらおう」、と、できたばかりの「鴨川ホルモー」を入れる「白い花」という話。

(これが、どうして、「白い花」になるのかは、読んでみてのお楽しみ。これはラスト、いやぁ~と納得すると同時に、文字通り、ほろりとしてしまいます)

もうひとつは、ある日、妹が猫を拾ってきた。猫アレルギーであるのに、なんと、万城目氏が、名付け親になってしまう。名前は「ねね」。七年後、妹は、嫁ぐことになった。その当日、ねねは。。(ねねの話)

(どうして、「ねね」なのか、妹の結婚式の当日に ねね は・・・?? これも、読んでみてのお楽しみ。で、やはり、ラストはホロリ としてしまう)

大笑い系では、トルコ・カッパドギア の ハマム(公衆浴場)の話が抱腹絶倒!

大笑いっ!

思わず、声に出して笑ってしまいました。。

(どういう話? のヒントは「しゅぼ しゅぼっ」と「しゅわっ」。 なんの音?かは、読んでのお楽しみ)

おもしろかったですわ、久々に。。

まあ、ここに書かれていることが、すべて本当に!真実なのかどうかは??ですが。

(なにせ、鹿は喋るし、パソコンの向こうで、子鬼がじゃんけんしてる世界に住んでいらっしゃる方ですから。。マキメ氏は)

私は、こういうのに弱いなぁ~。(笑)

ま、文学 とか難しいことから離れたところで、読書を楽しみたい方には超~おすすめです。

・・・奥付に

「万歩計」は商標登録です。書名に使用することについて、山佐時計計器株式会社の許諾をえています。」

と、あるのが、「今はそういう時代なんだなぁ~」と、感慨にふけらされます。(ン? ふける。。ふけるとき、ふけらされる。。。で?よかったかな??)

おまけの、しおり も なかなか かわいい。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しかし、ちょっと褒めすぎかな? 私。

モリミー、ごめん。。あなたを忘れたわけではない。。(笑)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧