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大統領の最後の恋

「大統領の最後の恋」  (アンドレイ・クルコフ)

この作者の前回の作品「ペンギンの憂鬱」が、とにかくおもしろかったので、そのノリで、この二作目「大統領の最後の恋」も読んでみたわけですが。。

なんとっ! 訳者が「ペンギン~」とは変わっていて、そのせいなのかどうか・・・

文章のおもしろさ、みたいなものがなくなってました。。

「ペンギン~」は、とっても、村上春樹っぽくて、好きだったんですが。。残念。

これが、作者の書き方が変わったせいなのか、訳者が変わったせいなのか・・・

確かめようがございません。。

ロシア語で書かれたものを読むには無理っ!!

・・・で、長い。

あの、(一説には)悪評高い(?)新潮クレストで、3000円。。

内容は、ある男(ウクライナの大統領になった)の一代記。

なんですが、時系列が三つに分かれていて、これに慣れるまでが、入り込むのに一苦労。。

半分くらいまで読んでようやく、話の流れについて行ける、という感じです。

ラストは、さすがに、ひとつところへ収束していき、「なるほどな」です。。

ただ、読み終わる寸前に(!)

「浴室の窓」が「過去が見える窓」ということが明かされるのですが・・・

このことが、どうも私には、この小説の「キー」になっているような気がして。。

「そうか・・・だから、何回も、浴室から外を見るシーンが繰り返されてたんだ・・」と。

もう少し前で、この「過去が見える窓」のことを種明かしするほうが、楽しめたような。。

とはいえ、これも、作者の意図なのか、訳者の意図なのか、そのあたり、わかりません。。

「浴室の窓」は、きっと、さらっ! と、でも「わかる人にはわかってね」みたいな感じで書かれているのでしょう、原書では。。

全体に今回の「大統領の最後の恋」は小説というよりも「物語」の要素が強いように思えました。。

あの、多分な村上春樹的要素満載の「ペンギンの憂鬱」がよかったな。。

もう一冊、この新潮クレスト・シリーズで、やはり「村上春樹」という謳い文句につられて買った「ナンバー9 ドリーム」というのもまだ、読んでない。。

これも長いんだ。。。

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