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独白するユニバーサル横メルカトル

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「独白するユニバーサル横メルカトル」   平山夢明 著

・・・このミステリーがすごい! 2007年度版 堂々の第一位!! ・・・

の、作品です。。

巷の噂では「面白いらしいけど・・・ 好き嫌いが非常にある」ということでしたので、ちょっと今まで敬遠(?)していたのですが・・・(笑)

そういう「個性」に惹かれて 怖いもの見たさ! で購入。

読了いたしました。。

原稿用紙100枚に満たないような短編が八編。

その中のひとつが 「独白する・・・」です。

お話は、「ユニバーサル横メルカトル図法」で編纂された「地図」の「私」が、ご主人様とそのお坊ちゃまに仕える様を「独白」したものです。

・・・と言っても、なんのことやら??? ですよね。

実は、この「ご主人様」と「お坊ちゃま」は連続殺人犯で、その「死体遺棄」を地図である「私」が、暗に手助け(? なのかな?)をしている・・・という。。

・・・で、まあ、最後は・・・書きませんが。(笑)

この「独白する・・・」が 八編の中で一番、分かりよい、ような気がします。。

一番、「普通」ですね。。(笑)

あとは・・・たしかに、「好き」と「嫌い」が真っ二つ!という感じでしょうか??

想像力の無い人には、「つまらない」だろうし・・・

なまじ、想像力のありすぎる人には、「絶対に食前・食中・食後」には読まないように・・・ということになってしまうし・・・

まあ、ほどよい「想像力」があって、「いやなものには目をつぶる」ことのできる、ほどよい「いい加減さ」のある人には、好まれるでしょう。。

とは言っても、この八編全部の「根底」には「孤独感」とか「疎外感」とかが漂っております。

それから、内容が超個性的なわりには、文章そのものには「凝っていない」ところが、逆に「読ませる」のでしょうね。

この内容をゴテゴテに凝った文章で書かれると、誰も読まない・・・(笑)

個人的に 一番やるせない寂しさ・・・を感じたのは「無垢の祈り」

一番好きなのが「卵男」

一番、怖かったのが「怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男」。

なににせよ、この作者「平山夢明」の想像力は凄い!!

初期の「舞城王太郎」 プラス 「古川日出男」 でしょうか? 

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