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美しい魂 

「美しい魂」 (島田雅彦 著)

先月読んだ「彗星の住人」を第一部とする「無限カノン」の第二部です。。

第一部「彗星の住人」が、蝶々夫人の悲恋を「嵐が丘」と「春の雪」風にしたもの、とすると。。。

第二部「美しい魂」はなにやらお話が・・・皇太子を間に挟んだ三角関係(!?)の恋愛、になってしまいました。。

第一部「彗星の住人」が「恋愛における障害が戦争」というものであったのに対して、第二部「美しい魂」 はなんと、「恋愛における障害が皇室」。。



たしかに、、私たちは忘れておりました。。

「皇室」を間に挟んで「平等」などはございません。。。と、いうことを。。

現代における唯一の「身分の違い」!!  ここにあったのですね、歴然と。。。!!



・・・ということで、

「美しい魂」・・・世が世ならば、ほんの60年ほど前ならば・・・

書いた島田雅彦は「不敬罪」。 

出版した新潮社も不敬罪。

売った本屋も不敬罪。

買った私も不敬罪。 

読んだ私はもっと不敬罪。

で、それをブログなどに書いているのはもっともっと不敬罪。

それを読んでる あなた も 「不敬罪」。。。

・・・というところでしょうか?

いやいや、いい国になりました。。(笑)(←笑ってる場合かっ!!)

とは言うものの、やはり、数か所からの「圧迫」が あったらしいことは、著者が「あとがき」で述べておられます。。



たしかに、この「皇太子・英宮」と「国連職員・不二子」って・・・

連想しますよね、絶対にっ!!



で、まあ、そういうことは、そういうことで、これを「小説」として読むと、

「恋愛小説」です。。

なんというか、連続ドラマにすれば、凄い視聴率が稼げること間違いなしっ! と思えるような「面白い恋愛小説」です。。

と書くと、なんだか「通俗小説」(←とこういう言い方とか、小説に 通俗 も 純 もないと思いますが・・・)みたいに聞こえますが、この第二部「美しい魂」は終わり、100ページがとても、よろしい。

それまでは、ほんとに「ドラマにしたほうがいいような恋愛小説」です。。(笑 まだ言う・・・)

とはいえ、おもしろいことには間違いがなく、ひさしぶりに夢中になれる小説に出会ったという感じです。。

文庫で読んでいるので、次の「第三部・エトロフの恋」は、発売日の25日(多分)までオアズケです。。

ううう・・・早く続きが読みたい・・・

(・・・と、読者に思わせると、なにはともあれ、それはもう作者の勝ち! ですよね・・・)

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コメント

美しい魂・・誰にでもあること願いたいな・・・

投稿: 美音 | 2007年2月 9日 (金) 19時11分

多分。
みんな持ってるンだろうね、美しい魂。。。

投稿: 美月 | 2007年2月 9日 (金) 19時34分

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