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名もなき毒

「名もなき毒」   宮部みゆき

書き下ろしかと思って買ったのに、新聞小説でした。
中日新聞・東京新聞・西日本新聞・北海道新聞という新聞に連載されていたみたいです。。
京都に住んでると、わかりませんです。。

で、これも読み始めて気がついたのですが、この小説は「誰か」の続編(?)みたいな感じなんですね。
主人公が同じみたい。。
「誰か」なんて、もう何年も前に読んでしまった本なので、、ンなものはすっかり忘れておりました。。

内容的には<無差別の連続毒薬混入殺人事件> → <犯人が自首するが、4件のうち2件だけの犯行であった> → <あとの2件は模倣犯かっ!?> → <一件が解決> → <残りの一件も作者お得意の人情話で解決> という流れ。

この流れの中に、被害者の親族がからんだり、探偵もどきの主人公の家族を描いたり、シック・ハウス症候群とか土壌汚染とか、ホムペの荒し、とか、老人介護の問題とか、まあ、絡める、絡める。。。
よくぞまあ、ここまで、いろんなものが絡められるもんです。。
・・・と感心しきり。。

読み始めると、一気に読んでしまえるストーリー展開なのですが、「理由」とか「模倣犯」みたいな「重み」はまったくございませんでした。。

いろいろな社会事情を絡めすぎて、「もぉ~ええって!」という感じですね。
「新聞小説」という位置づけなので、社会情勢を絡めるのはしかたないでしょうが。。。
「慣れた仕事しはったな・・・」という感想しかもてませんでした。
ストーリーも文章もお上手なんですけどねえ。
お上手な分、「慣れた仕事」度が高まったのかな?
まあ、仕方ないこととは思いますが。。。

一番最初に読んだ「火車」とか「龍は眠る」とか・・・作者も「書く」ことが嬉しい!と行間から伝わってくるみたいな、
あんな風なのがよかったな。


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コメント

宮部みゆきさんには思い出があります。
飛行機の中で暇つぶしにと買った本が「火車」で、
よくある推理モノだろうと踏んでいたら、
むちゃくちゃ面白くて寝れませんでした。
入国審査の列に並んでいる間も、ずっと読んでましたよ。

今では僕の大好きな作家さんの一人です。

投稿: ミウラー | 2006年9月24日 (日) 12時10分

ねえっ!!
よかったよねぇ。「火車」っ!!

たしかに、これは「途中でやめられない」本でしたね。。

途中で止められなかったのは・・・
あとは 鈴木光司の「リング」でした。。
(「リング」は話題になる前に読んでおりました。。←自慢)

投稿: 美月 | 2006年9月25日 (月) 00時00分

忘れてました・・・
あともう一冊!
忘れちゃならないっ!
小野不由美さん  「屍鬼」!!
これもイッキ!!

投稿: 美月 | 2006年9月25日 (月) 17時29分

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