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いつか読書する日

「いつか読書する日」


見たい見たいと思っていて、でも、そのたびに見逃していて。
だって、主人公が、50歳の女性で 田中裕子で。
映画館に行くのは、あまりになんだか「自分に投影」してるみたいで。
なんとなく、「はまり過ぎ」って感じがしていたので。
なんだか、「こっぱずかしくて」
でも
さっき、WOWOWでやっていたので。


噂の通り、「いい映画」でした。
50歳同士の「中年の恋愛映画」、なのですが。

「歳をとっていく」というのは、なんとも、やりきれません。
この「やりきれません」というのは、普通に使う「やりきれない」というのではなくて、
「悲しくて悲しくて とても やりきれない」の「やりきれない」でしょうか・・・?

いろんなことが 判り、知っていき、「でもなあぁ~どうする?」みたいな。

主演の田中裕子 50歳(という設定)。
一人の時間を埋めてきた証、みたいな壁一面の「膨大な本・本・本」

この映画はこの田中裕子・岸辺一徳、二人の恋愛が縦の軸だとすれば、
横軸は、半ば「ボケた」夫と二人で暮らす渡辺美佐子が横の軸でしょうか?

子供のいない夫婦の老後、の静謐、と孤独。

・・・結局、岸辺一徳が川で溺死してしまって、またまた田中裕子は一人になってしまいます。
「これからどうするの?」
「本でも読む」
・・・あ=なんて、寂しくて、でも、きっぱりとした答えなんでしょう!!


「ゆれる」が人間の奥の奥の「いやな」というか、「真実はきびしくて、全然きれいでもなんでもないが、それでも、あなたはそれを見る?」と問い掛けているのに対して、
「いつか読書する日」は「にんげん、捨てたもんじゃないよ。でも、そこにいたるには、数々の修行!?が必要だけどね」ということでしょうか?


渡辺美佐子のせりふに象徴されてます。
「ふたりとも長生きしてね。いろんなこと、わかってくるから。おもしろいから」


しかし、この映画、若い人がみても、、、、どうかなぁ~~~。
それから、「人間関係」に疎い、鈍感な人が見ても。。。どうかなぁ~~~。

ま、人間関係に鈍感であっても、生きていく上ではなんら問題はないと思いますが。

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